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    雪心中

    雪上に残る足跡は私と彼女のものだけで、ちょうど死にゆく者の孤独のようだった。雪ははるかに遠い空から流れては、私たちの孤独を次々に消したが、それでもやはりひ...

    1分

    LOOP 2

    全員が揃うまで2日かかった。 その2日、時が流れていることを実感した。 天気が違い、気温も違い、1日の出来事も違った。 この時の流れが世界全体に戻す...

    3分

    君とあたしのわずかな距離を、秒速十...

    無礼で、一言多くて、ろくでもない男。 あたしはヤツのことを、いつもそんな風に思っていました。 「あーあ、彼氏ほしいっ」 ...

    2分

    夢旅人の僕と夢の中の君

    もしも、僕がこの話をし、100人が効いていたら50人が鼻で笑うだろう。そして、40人が僕を馬鹿にするはずだ。そして、5人が呆れ返るだろう。しかし、残り5人...

    2分

    LOOP 1

    今、この世界は2014/6/19Thuという日付から時を進めない。と言うよりかは繰り返されていて、明日という日が存在しない。 しかし、この状況を誰し...

    11分

    ERIKA 剣道部

     沙樹と優香が練習場に着くと、先輩達も含めすでに何名かの部員達が素振りをしてウォーミングアップをしていた。 「失礼します!」  二...

    10分

    MUKURO人(1)「薄暗い牢で」

    黒煙がレンガ造りの城下町と宮殿を包み込んだ。エウロパ地方の小さな国アーバンライドはジパングより蔓延した骸風邪により滅んだ。命さながらに逃げ出したこの国の姫...

    MUKURO人(0)「序曲 あらすじ」

    1823年。全世界にある病が蔓延した。その病は黒い死を呼ぶ吸血蝶。黒死蝶(こくしちょう)の免疫の中にある寄生細胞によってもたらされるもので、その蝶に吸血さ...

         指先でつつくような接触感覚。それを見つめる機械の目は、確実にその位置を捕捉し、静かに照準を定めている。瞬間、充血した眼を――...

    4分

    ERIKA 麻奈という子(その二)

     麻奈という子は不思議な子だった。  どんなに取り乱している時でも彼女が近くにいるだけで心が静まる。  なぜか彼女がそばにいるだけで妙に落ち着...

    4分

    ERIKA 再 会

     翌朝、沙樹が登校すると校門のところですでに麻奈は待っていた。 「あとで沙樹の教室にいくからね」 「うん、待ってるよ」  沙...

    5分

    ERIKA 麻奈という子(その一)

     部活動も終わり、二人は胴着から制服にさっさと着替え部室を後にした。 「もう校門のところで麻奈が待っているはずだよ」  先輩達や他...

    12分