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Cの烙印

ヒノガッサ

本文

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 まず[俺]は教頭先生にぶん殴られる。

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「おまえ俺をなめてんのかあッ!」

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 そう言って俺を殴った教頭は、そのまま他の教員に抑えられ、どこかに連れて行かれた。

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 とある高校の職員室での出来事である。

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 殴られた俺はそのままでかい青タンを顔につくって保健室に向かうこととなった。

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 だが話の発端にさかのぼれば、悪いのは圧倒的に自分のほうである。

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 半年前、つまり五月の半ば。

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 俺とその仲間たちは、友人の童貞卒業を祝して、夜中に校内に忍びこみ、大酒乱パーティーを行ったのだ(もちろん俺達は未成年だ!)。

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つまりこの時点で、俺達は誰もが認める大バカ野郎だったということがわかるだろう。

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 俺達は何度もそういうネジの飛んだことをしているわけであって、企画はかなりスムーズに行われた。

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常勤の監視員達の目をかいくぐり、屋上に辿り着くところまでは何の問題もなかった。

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 おそらく俺達がその後、酒によって理性を奪われなければパーティーを終え、何の証拠も残さずにそのまま退散できていたはずだろう。

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だが問題は、酒屋の息子がアルコール度数90とかいう化け物みたいに濃い酒を取り出してから始まった。

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「よしじゃあ、みんなでこれを回し飲みしていこうか!」

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そこからの記憶はない。

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気がつけば消火器が爆発して学校の窓ガラスは七枚も割れ、全員が救急車で運ばれる事態となっていた。

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ちなみに俺は(なぜかキーのささったままだった)教頭の車を乗りまわし、運動場を荒らしまくった後、校舎に激突。

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額から流血していたにも関わらず、そのままエアバッグを枕にして寝ていたらしい。

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これは俺達が思ってもいないほどに大きな事件となった。

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だが当事者である俺達はそんな慌ただしい時期に全員入院していたため、

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今ひとつ自分達が大事件を起こしたという実感をもっていなかった。

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 そして俺達が揃って退院した頃、

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事の収拾がだいたいつき(……まったくよく収拾できたものだ……)、

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あとは俺達自身の処罰だけという事態になっていた。

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 そこまで大きな事件を起こしたという実感のない俺達は、

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何とかすれば退学だけはワンチャン回避できるんじゃないか!?と全員が考えていた。

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今思えば、正真正銘のアホである。

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 と、ここにきて酒屋の息子が極めつけの一言を俺達に告げたのだった。

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「教頭を脅せば何とかなるんじゃないかな!」

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 どういったらそういう結論に至るのか。

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 しかしその時、俺達は退院祝いにまた飲酒していたためそんな疑問はいっさい浮かばなかった。

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 そしてその翌日、つまり今日のことである。

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 まだ酔いもさめぬうちに学校に登校した俺は、すぐさま教員室に向かって教頭の前でこう言ったのだった。

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「おい……お前さぁ……」

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 ちなみに俺は知っていた。

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教頭のとんでもない秘密を。

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 あの大酒乱パーティーの日

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なぜ教頭の車がキーもささりっぱなしで学内に放置されていたのか。

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それは……。

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「車の後部座席で、保険医と浮気してんじゃねえよっ!!」

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 つまりあの日、ありえないほどに酔った状態だった俺は

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適当に校内の駐車場にとめられていた教頭の車に乗りこんで、そのまま爆走させたわけだが……

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その時、後部座席には教頭本人と彼の浮気相手である保険医がイチャコラやっていたわけだった

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(ちなみに俺が車を発進させた直後に彼らは何とか車から転がり出たらしいので、二人に大した怪我はなかった)。

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 で、そんな秘密を暴露してしまった俺は教員室で殴られたわけだった。

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 不用心に校内で……しかも車の後部座席で浮気を決行した教頭も問題だが

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 そもそもの話、学校に忍びんでバカ騒ぎしようと言い出したのは俺である。

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 俺が悪いのだ。

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 何かビッグな事してやろう、なんて考えた俺が悪かった。

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 こうして俺達は退学になったわけだが……

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 予期せずも、ここから物語が始まる。

あとがき

どうもチームマルメロスのヒノガッサです。
チームマルメロスってなに?ってかたはyoutubeで検索してみてください。
さて、今回はライトノベルちっくな小説を書いてみました。まだまだ物語は始まっていませんが、興味が沸いたかたは続きを頑張って更新させますのでまた読んでほしいです!

このデンキノベルっていうサイトのシステムにひかれて始めたわけなんですが、まだいまいち使い方がわかりません。
それといい音楽がいっぱい揃っているので、それを使えるようなシーンを早く書きたいっていう思いがわんさかわんさか!
ってなわけで、第二話の作成いそぎますー

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